【関東】4県にまたがる国内最大級の遊水地・渡良瀬遊水地のスケールが半端じゃない

群馬県邑楽郡、栃木県栃木市他、埼玉県加須市、茨城県古河市と、4県にまたがる「渡良瀬遊水地」。

谷中湖(やなかこ)を含む広大な面積の渡良瀬遊水地ですが、誕生や用途について、ご存知でしょうか。

目次

渡良瀬遊水地は平地型ダム

渡良瀬遊水地は普段、谷中湖のみに貯水していますが、流入量に応じてその貯水量・面積が大きく変化します。

谷中湖 総貯水量:約2,640万m3

ある程度の深さまで水が流入すると流入堤を超えて水が調節池へ流れる仕組みで、渡良瀬川から利根川へ流れ込む水の量を調節することが出来るようになっています。

渡良瀬遊水地 総貯水量:約1億7,000万m3

スケールが大きすぎて桁がよくわかりませんね・・・

この貯水量により利根川下流域、江戸川流域の氾濫を回避できる様になりました。

2019年台風19号(令和元年東日本台風)時には、総貯水量の95%の水位にあたる1.6億㎥の水が治水され、下流域の氾濫抑止につながりました。

国土交通省資料
国土交通省資料より抜粋

すべての調整池に水が入り、ゴルフ場なども水浸しになっています。

当時の水位が体験活動センターの壁に記されていました。

2019.10.13水位記録
2019.10.13水位記録

スタッフの方々のお話によると、現在の体験活動センターは再建されたもので、2019年当時は現在の場所より低い場所にあったため、1階建てのセンターは水没してしまったとか。

再建された体験活動センターには、上記水位の更に上になるような2階が設けられていました。

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